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11月1日・2日と「新河岸川観光舟運」
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11月1日・2日と「新河岸川観光舟運」が行われた。
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新河岸川は江戸時代、江戸との交流によって舟運が盛んだった。その舟運が数年前から観光目的で |
復活していることを知り、2日の朝、天気も良かったので、江戸時代のそれを少しでも垣間見ることが出 |
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場所は菓子屋横丁を坂戸市方面へ向かう高沢
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橋と坂下橋の間である。 |
灌紫公園から入る乗船場所には、着いた時には待 |
っている人が20人前後だっただろうか。 |
100メートルにも満たない距離を大人が10人も乗れ |
ばいっぱいの舟二艘が行ったり来たりしている。 |
江戸時代の舟運は無理であっても、情緒的なも |
のを想像していた私は、そのあまりの距離の短さに |
正直「しょぼっ」と思った。乗る気満々で訪れたのだ |
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のだから河川敷づたいに見学することに。 |
乗客は親子連れが多く、乗っている子供たちは水面に顔を近づけてみたりと、楽しそうにしている。大 |
人たちは時折二人の船頭さんと会話を交えながら。 |
最初は萎えてしまった私だが、そんな光景を見 |
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ていると、また乗りたい気持ちが沸々と湧き上 |
がって来る。乗ってみようかと乗船場所まで戻 |
ると、舟を待つ行列は50人前後までになってい |
た。地元の人だけでなく、菓子屋横丁から流れ |
て来た観光客も多くいるようだった。待つのが苦 |
手な私は、残念ながら諦めることに。さっさと並 |
んでおけば良かった・・・ |
舟の流れは川がせき止められているため歩く |
早さより緩やかである。その流れを見ていると |
時間もゆったりと流れているようで、次第に穏や |
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残念だと思ったことを何点か。 |
川岸に見えるイチョウの樹はまだ紅葉を迎えてい |
なかった。もう少し紅葉が鮮やかになれば、もっと |
風情を持って楽しめると思う。 |
舟の運行する距離も、川底が浅いため、川をせき |
止めて川底を深くしなければならず、その距離に |
限りがあるようだった。観光舟運事業を拡張しよう |
という声も出ていると聞くが、なぜそれがなかなか |
進まないのか、今の新河岸川の流れから一つ理 |
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由が分かったような気がした。 |
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灌紫公園内では和太鼓の演奏が行われており、子
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供から大人までが力強く太鼓をたたく姿が印象的で |
河川敷にもそのリズムはよく響いていた。せっかくだ |
から河川敷で演奏が出来ればいいのにと思った。 |
今のままではスペース的に無理なのかもしれない。 |
余計なことばかりを書き記してしまったかもしれな |
いが、素人目からも改善したらもっと良くなると思う |
のだから、主催者の方々はもっとそう思っていると |
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川と舟のゆったりとした流れは、時間を忘れさせて |
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くれる気持ちのいいものだった。同じ新河岸川でも |
氷川神社の裏手辺りで観光舟運が行われると聞い |
た。そこは川に沿う遊歩道に桜の木々が立ち並び、 |
春の季節には川から見上げる桜は見事だろうなと |
思う。だから、この「新河岸川観光舟運」が様々な問 |
題を改善し、単なる催しでなく、川越の名物となり |
訪れる人々が日々穏やかな風情を感じられるもの |
になってほしいと願う。 |
以上、私の勝手な感想。 |
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2008年11月08日土曜日 PageTop▲ |
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